鵜飼じまい、災害に泣いた今シーズンと来季への備え

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岐阜市の長良川鵜飼が10月15日に閉幕しました。

最終日はお天気が心配されていましたが、幸い日中の雨は上がって無事に開催。

かがり火をたいた6隻の鵜舟が漕ぎ出し、鵜匠たちが「ホウホウ」と声をあげながら鵜を操ります。

鵜が見事にアユを捕まえると観覧船からは歓声が上がり、賑やかに有終の美を飾ることができたようです。

目次

1 鵜飼じまい

2 豪雨や台風に泣いた今シーズン

3 来季に向けて

4 お疲れさま、鵜の健康診断

5 まとめ

鵜飼じまい

この日は、約700名の方が観覧船で鵜飼を見学しました。

本来は観覧船が乗り場から上流にのぼり、鵜舟とともに川を下りながら鵜飼を楽しむのですが

7月の西日本豪雨以降、上流にある停泊所が使えなくなっているため、観覧船は下流で鵜舟を待ち受けます。

一隻ずつ下ってくる鵜舟を眺める「付け見せ」に始まり、終盤には6隻が横一列になって一斉に川を下る迫力の「総がらみ」が披露されました。

お客様の中には、予約しながら天候や水位のために何度も鵜飼が中止となり、4度目でようやく観覧ができた方もいらっしゃったとのこと。

地元紙のインタビューを受けて「ようやく見られて涙が出てきた。災害を乗り越えていつまでも岐阜の伝統文化として続いてほしい。」と語っていました。
豪雨や台風に泣いた今シーズン

今季は、豪雨や台風にたびたび見舞われる苦しいシーズンでした。

観覧船の運航中止が期間全157日中の42日。

これは過去最多の日数で、乗船客数も記録が残る1965年以降最も少なかったそうです。

「今日はやれるのか、毎朝気が気ではなかった。」鵜匠代表の杉山正彦さんは、予定の3分の1近くが中止になった今シーズンをこう振り返りました。

朝ドラ効果で岐阜への関心が高まり、インスタ映えを狙った観覧船を企画するなど集客アップにも力を入れていただけに、関係者の失望は大きかったに違いありません。

鵜飼中止の最大の要因は、度重なる豪雨で川の流れが変わってしまったことです。

7月の西日本豪雨では、観覧船乗り場に大量の土砂が流れ込みました。

応急措置として土砂を掻き出し、航路を作り直しましたが、土砂の量が多すぎて川の本流に続く航路は狭くなってしまいました。

この影響で水流が早くなり、以前は運行できた水位でも安全のために中止せざるを得ない日が増えてしまったそうです。

その後も台風に見舞われるたびに土砂が堆積し、川の状態を確認しながら観覧船が出せるかどうかの難しい判断が繰り返されました。
来季に向けて

鵜飼のシーズンを終え、岐阜市では12月から堆積した土砂を取り除いて以前のような広い航路を作り直す工事に着手すると発表しています。

しかし、今後も夏の大雨や台風が懸念される中で、古くから続く伝統をどう守っていくのか・・・。

航路の修復だけではなく、観覧スタイルの幅を広げるなど解決策を考える時期なのかもしれません。

川沿いの鵜飼ミュージアムで、バーチャルな体験ができたり

京都の鴨川のように河原に川床を作って船に乗らなくても間近に観覧できたり

ぜひ新しい魅力を加えていってほしいと思います。
お疲れさま、鵜の健康診断

10月16日に、期間中活躍した鵜の健康診断が行われました。

獣医師が6人の鵜匠の家と鵜飼ミュージアムを訪れて、体重を測ったり毛艶や羽を確かめたりしたほか、伝染病を防ぐためのワクチンを接種したとのことです。

109羽の鵜の健康状態は良好で、来季に向けてしばしのオフシーズンです。
まとめ

1300年以上の歴史があるとされる長良川の鵜飼。

鵜飼を「見せる=魅せる」おもてなしを最初に取り入れたのは織田信長だと言われています。

岐阜の大切な伝統文化だからこそ

天候や時流の変化にも柔軟に対応しながら、引き継いでいってもらいたいと思います。

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