自然の脅威、9月の最終日に思う

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9月30日(日)

またしても大型の台風が日本を襲い、私の住む岐阜も直撃の可能性が高いようです。

準備といっても水や食料、懐中電灯を揃え、庭の植木鉢などを片付けて雨戸を閉めるくらいしかできません。

雨が激しくなるにしたがって、窓越しに裏山を見ては祈るようなため息が出てしまいます。

50年ほど前に作られた団地は、山を削って造成してあり、避難所も同じ山の際。

第2次避難所は長良川から数十メートルの土地の低い小学校と、どう考えても安全とはいいがたく、この夏何度も流れた「避難してください。土砂崩れの危険があります。」という防災放送にもじっと耐えるしかない土地柄なのです。

眠れない長い夜がまたきます・・・。

自然の脅威にさらされた夏

顧みれば、獰猛なほどの自然の脅威にさらされた夏でした。

岐阜も名古屋も、東京でさえも最高気温が40度を超えた夏。

埼玉県の熊谷市で41.1度と国内最高気温が更新された7月31日には、気象庁が異例の会見を開き「もはや災害と認識する猛暑」と表現していました。

熱中症などで搬送されたり亡くなってしまったりする人が続出し、テレビでも毎日のように「命に係わる危険な暑さです。」と繰り返していました。

そして、「過去に経験したことのない雨」という言葉も決して大げさではありませんでした。

7月の初旬、九州から岐阜県までの広い範囲に大きな被害をもたらした「西日本豪雨」では、あちこちで河川の氾濫や土砂災害に見舞われ、亡くなった方も200名を超えました。

度重なる災害で、もはや全国的には記憶が薄れているかもしれませんが、家や道路も、鉄道にも被害が残っている場所がたくさんあります。

記憶に新しい台風21号もまた、西日本を中心に大きな被害をもたらし、連絡橋にタンカーが衝突したり滑走路が浸水した映像は衝撃的でした。

さらに、6日には北海道で震度7の大地震。

大規模な土砂崩れ、住宅の全半壊、全道が停電するブラックアウト・・・。

私たちは、何というやっかいな土地に暮らしているのだろうと、改めて思わずにはいられません。

この国に暮らすということ

気象庁のデータを眺めると

夏の台風は発生の約半数が日本列島に近づき、そのまた半分が上陸するように見られます。

偏西風や気圧配置がそうさせると分かってはいても

台風が日本を目指してやってくるように思えてしまいます。

日本人であること、日本で暮らすということは、どうやらたくさんの災害とともに生きていく覚悟が必要のようです。

世界に誇れる素晴らしいテクノロジーをもっていても、自然そのものをねじ伏せることはできません

1970年に開かれた大阪万国博覧会のとき、「三菱未来館」で見た「未来に実現するテクノロジー」の映像をふと思い出しました。

確か、ジェット機が台風の目に何かを投下して台風そのものを消滅させる・・・。というものでした。

残念ながらそんな未来はまだきていません。

災害の多いこの国で、はるか昔から人々がどうにかやってこられたのは、自然を畏れ、うまく折り合いをつける暮らしをしてきたからだと思います。

自然に比べて人間はちっぽけで弱い存在だと受け止めてこその強さ。

力づくではなく、柔らかく自然と向き合う姿勢が、いま改めて必要なのではないでしょうか。

昔からの知恵とも、あちこちでぐらぐらする脆弱な国土とも相性の悪い原発や真夏のオリンピック開催。

この傲慢な姿勢に不安を感じずにはいられません。

美しいけれど災害だらけの国で生き抜いていく。

テクノロジーでねじ伏せようとするのではなく、自然を敬い、しなやかに付き合っていくしかないと台風が迫りくる9月の最終日に思うのです。

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