未知の国、キルギスからのプレゼント

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「これ、夏の旅行のお土産。」と友人からいただいた草木染の羊毛と蜂蜜。

優しい色合いと真っ白できれいな蜂蜜に心惹かれました。

「どこに行ってきたの?」

「うん。キルギス。」

「キルギス?」

地図で示せと言われても分からない。

私には未知の国。

どんなところなんだろう?と興味をもち調べてみました。

キルギスってどんな国

キルギスは、中国、カザフスタン、タジキスタン、ウズベキスタンに隣接する中央アジアの小さな国です。

中国と地中海を結ぶシルクロード沿いにあって、人口は約550万人。

1991年に旧ソビエト連邦から独立しました。

「中央アジアのスイス」と呼ばれるほど美しい自然に囲まれ

琵琶湖の約9倍もある「イシク・クル湖」やトレッキングと温泉保養の「アルティンアラシャン」、シルクロードの資産「プラナの塔」、「アクベシム遺跡」など見どころも多く、「人と違った旅行を楽しみたい。」という人々の間で近年人気が高まっているのだそうです。

顔が日本人とよく似ていて、親日的。

「キルギス人と日本人はもともと同じで、魚が好きな人々が日本へ渡り、羊が好きな人々がキルギスに残った。」という話を現地でよく聞くそうです。

本当かどうかは分かりませんが、肌や髪の色、少し扁平な?顔立ちがそっくり。生まれた時に蒙古斑があるのも共通点とか。

ルーツをたどっていくと、案外近い民族なのかもしれません。

「思っているよりずっと過ごしやすくて人は優しくて、なんといっても景色も夜空も素晴らしい。」と友人は力説しておりました。

主な産業は農業や牧畜、金の採掘を中心とする鉱業、そして観光業です。

独立以降、都市部では市場経済への移行が順調に進み、経済的にも安定してきているようですが、地方との格差が大きく、山岳部ではまだ貧しい暮らしが多いとのこと。

このような背景からキルギス政府は、地域の共同体や経済活動を活発にするためのシステムづくりの重要性を感じ、各国に支援を呼びかけました。

JICA(国際協力機構)のプロジェクト

経済や政治の体制が変わる中で、地域の経済を支える村のコミュニティは、長い間壊れたまま放置されてきました。

そのために、せっかく農地が自分のものになって自由に生産活動が行えるようになったのに、生産から流通を効率よく共同で行える結びつきや組織がなく、経済も産業も停滞してしまっていました。

「共同体組織を再び築いて地域経済を発展させたい。」というキルギス政府の意向を受けたJICAは、2006年から「一村一品運動」を核としたプロジェクトを開始。

イシククリ州を対象に、地域の資源を使った商品の開発、生産管理、販売の組織化などをサポートしています。

商品開発のときには「羊の国」キルギスの特長を生かして

チーズや羊毛を使ったフェルトはもちろん、牧畜の餌として栽培していた花から蜂蜜を作ったり花をフェルトの染料に利用したりして、商品のバリエーションも増やしていきました。

今では「MUJI×JICAプロジェクト」として日本国内の無印良品でもキルギスのフェルト製品が販売されるようになっています。

現金収入がもたらした変化

一村一品プロジェクトが始まってから、女性の雇用が生まれたことも大きな変化です。

もともとは女性の地位が低く、現金収入をえることも少なかったキルギス。

染色やフェルト加工、蜂蜜採取などの仕事で女性が収入をえられるようになったことで

男性の意識も変わり、家庭内での女性の地位があがったりコミュニティーでの発言力が増した

りしているそうです。

「手を使ってものを生み出せば、何かを達成できる。」という経験はとても意味深いことだと感じます。

2020年にはプロジェクトが終了するそうです。

その後でも、キルギスの人々が自らの手で一村一品運動を継続・発展させながら、イシククリ州から全土へと広がっていくといいなぁと思うPunaでした。

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