「半分、青い」そよ風の扇風機発明のストーリーはバルミューダ社のグリーンファン開発に重なる

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朝の連続ドラマ「半分、青い」の放送もあと1か月を切りました。

「ビルに囲まれた病室には風がない。」とつぶやく母。

病気の母を気遣って「そよ風の扇風機があったら。」という鈴愛の一言。
ここから鈴愛と律の「おふたりさまメーカー」が始まり、ドラマの制作発表当時から伝えられていた「一大発明」につながっていくようです。

「そよ風の扇風機」にはモデルがあった

この「そよ風の扇風機」の開発部分に協力したのがバルミューダ社の代表取締役、寺尾玄氏。

バルミューダ社の公式ツイッターでは
「連続テレビ小説『半分、青い』の劇中で描かれるそよ風の扇風機の原案は、バルミューダを代表する製品のひとつ『グリーンファン』。扇風機に100年ぶりの革新をもたらした開発が、物語の中でどのように描かれるのか、これからの放送でお楽しみください。」

とつぶやかれていました。

何だかんだと文句を言いつつ「半分、青い」のファンでもある私。

今日は、今後のドラマの核心部分「そよ風の扇風機」誕生までの道のりを「グリーンファン」の開発ストーリーになぞらえてみることにします。

グリーンファン開発の原点

寺尾さんが小学校3年の夏。

友人宅に初めてエアコンが入ったと招待され、その涼しさに驚きながらも、すぐにつまらなくなって外に飛び出し、小川で魚を追いかけたり虫を取ったり、町はずれにある廃墟を冒険して汗だくになって遊んだそうです。

そんなとき吹いた一陣の風の心地よさ。

自転車で坂を下るときに全身で浴びた爽快な風。

あの夏休みを吹き抜けた風が部屋に届いたらどんなに気持ちがいいだろう。

これが、「グリーンファン」開発の原動力になりました。

扇風機の風と自然の風

グリーンファンの開発に着手したのは2009年。

寺尾さんをはじめとするバルミューダ社のメンバー(当時3名)は、扇風機と自然の風の違いを突き止めようと計測を繰り返し、「渦」と「面」の違いに気づいたそうです。

扇風機の作り出す風は回転しながら「渦」を作って進んでくる。

でも、自然の風は「面」で吹き抜けていく。

扇風機の風から渦をなくせば、窓から吹き抜ける気持ちのいい風ができるはずだ。

ここからが試行錯誤の連続でした。

第1のヒントは町工場の職人さんから

町工場の職人さんが扇風機の風を壁に当て、跳ね返ってくる風で涼を取っているのを見た寺尾さんが

「なぜ?」と問うと

「こうすると風が優しくなるから。」と答えが返ってきたとのこと。

試してみると確かに自然の風に近く感じられた寺尾さん。

「渦」を崩せばいい。と目標が定まりました。

しかし、いろいろ試してみても「渦」を崩す方法が見つかりません。

当時は弱小メーカーだったバルミューダ社です。

大手のダイソンのように扇風機の形状を大胆に変えることはリスクも大きく避けたいところでした。

第2のヒントは子どもたちの30人31脚

扇風機の羽から送り出される風から「渦」をなくす方法に行き詰っていたとき

テレビをぼんやり見ていた寺尾さんの目に「30人31脚」で苦戦する子どもたちの姿が映りました。

一直線でスタートしても足の速さが違ってうまく進めません。

やがて足の遅い子に向かって列が引き込まれ、子どもたちは倒れてしまいました。

この映像にヒントを見出すのが寺尾さんの凄いところですね。

2枚の羽根でスピードの違いを作り出すというアイディアを思いついたのだそうです。

「羽を二重にして、同時に速度の違う風を送り出す二重構造にすれば、内側の遅い風が外側の速い風を引き込み、ぶつかり合って「渦」を消すのではないか。」

仮説をたてて実験すると、「渦」は消えて面で広がる風が吹いてきました。

風と風をぶつけて、面で吹き抜ける自然の風が再現されたのです。

さらに、独自の羽根をゆっくり回転させるために、使うモーターも試作を重ねて、それまで扇風機には使われていなかったDCモーターというものを採用。

こうして生まれたのが「グリーンファン」でした。

まとめ

2010年にバルミューダが発表した「グリーンファン」は扇風機としては高額だったにもかかわらず大ヒット。

高級扇風機という新しい市場を切り開き、今も人気の高い商品です。

子どもの頃の夏の体験、その心地よさを作り出したいという気持ちから生まれた「グリーンファン」。

地道な計測や情報をキャッチする力と発想力、時に偶然にも助けられて生まれた「一大発明」が、「半分、青い」と同リンクしていくか・・・

今後も目が離せないと感じる私です。

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