「ナツヨム」って何?本の関係者が選ぶ文庫本フェアの魅力を探ってみました

「ナツヨム」って何?

7月20日の中日新聞に掲載されていた「ナツヨム」の記事に惹かれ、久しぶりに本屋さんへ足を運びました。

「ナツヨム」とは、今年で7回目を迎える文庫本のフェアで、ひとりの書店員の呼びかけで始まり、全国に広がっていったものです。

今年の参加書店は、7月10日の時点で北海道から沖縄まで48店舗。じわじわ浸透しながら初年度の倍以上になっているとのことでした。

夏は、大手の出版社が文庫百冊フェアを展開していますが、毎年どの店でも同じような本が並びがちで、「物足りない」「もっと面白い企画を」というお客さんの声も多かったと聞きます。

当時東京の書店に務めていた熊谷由佳さん(現在名古屋の丸善に勤務)は、そんな声を受けて書店員の仲間に呼びかけ、「ナツヨム」を企画しました。

キャッチフレーズは、「様々な50人が薦めるサマーざまな50冊の文庫」

書店や取次店、印刷関係など本をめぐる様々な職業の50人が毎年変わるテーマに沿って1冊の文庫本を選び、手書きのコメントを帯に載せて売上ランキングを競います。

それぞれの目線で選んだ個性豊かなラインナップや普段はあまり目に触れることのない「ヤマケイ文庫」「アニメージュ文庫」などから選出された新鮮な出会いもあって、参加している書店ではなかなか好評のようです。

熊谷由佳さんは「このフェアで新たな本と出合ってほしい。本屋って面白いと思ってもらえたら。」と話しています。

今年のテーマは「ごはん」

「食を狩る生物と向き合う」「朝食の焼き鮭分け合うじじいとじじい」などなど。

面白い顔ぶれ、見たことのない本がたくさん並んでいます。

選ぶ人の職業も違えば、20代から60代と選者の年代も幅広いため、発想が偏らない面白さが垣間見えました。

私は加藤元さんの「四月一日亭(わたぬきてい)の思い出ご飯」と水木しげるさんの「よく食べ、よく寝て、よく生きる」をチョイス!

帯に記された手書き印刷の一言やイラストもほっこりで、いい催しを知ったなという想いです。何だかバタバタしがちな毎日だけど、静かに読書を楽しむ時間を作りたいと思いました。

大きな書店の中ではまだ小さなコーナーですが、独自の視点と手作り感を大切にし来年以降もぜひ続けてほしいと感じました。

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